![]() Canバスを備える通信システム、およびこのような通信システムを駆動する方法
专利摘要:
本発明は、CANバス(20)と、CANバス(20)により互いに接続する少なくとも2つの装置(30、40)と、を備える通信システム(10)であって、装置(30、40)のうちの少なくとも1つは、ii.第1駆動モードにおいて、第1物理的プロトコルによってCANバス(20)を介してCANデータフレーム(C)を伝送することに適したCAN制御ユニット(31)と、iii.第2駆動モードにおいて、第2物理的プロトコルによってCANバス(20)を介してASCデータフレーム(A)を伝送することに適した非同期型直列通信(ASC)インタフェースユニット(32)と、iv.装置(30;40)と、少なくとも1つの他の装置(30;40)と、の間で有効な少なくとも1つの合意に従って、第1駆動モードと第2駆動モードとの間で切り替えることに適した第1切り替え手段(33)と、v.装置(30;40)を起動するために、装置(30;40)を、第1駆動モードおよび第2駆動モードとは異なる第3(限定)駆動モードに切り替えることに適した更なる別の切り替え手段と、を含む通信システム(10)に関する。 公开号:JP2011514772A 申请号:JP2010549133 申请日:2009-03-04 公开日:2011-05-06 发明作者:ハルトヴィッチ、フロリアン 申请人:ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング; IPC主号:H04L12-40
专利说明:
[0001] 本発明は、請求項1の上位概念に従ったCAN(Controller Area Network)バスを備えた通信システムと、請求項10の上位概念に従ったこのような通信システムを駆動する方法に関する。] 背景技術 [0002] CANバスを介したデータ伝送において、バスの最大負荷は、実際には通常約50%である。これは特に、CANバスに関する物理的プロトコルのプロトコル・オーバーヘッドが原因である。すなわち、CANメッセージのヘッド部分が、メッセージのユーザデータ部またはペイロード部よりも大きいこともある。例えば、DLC(Data Length Code、データ長コード)が8である場合に、64「ペイロード」ビットに対して、1+12+6+16+2+7=44「ヘッダ」ビットが伴う。スタッフビット(Stuff−Bit)によって、比率が悪化することもある。] [0003] さらに、CANバスの現在の最大の実現可能な伝送レートは、物理的な限定条件に基づいて、および特に、CANバス上での遅延のために、約1Mbit/sec(106ビット/秒)に制限されている。これは、1μsec(10−6秒)の最小ビット時間に相当する。高速伝送レートの場合、メッセージ間の衝突を防止するCANビット・アービトレーション(CAN−Bit−Arbitration)において問題が発生する。なぜならば、互いに最も離れたノード間の信号の移動時間が、1ビット時間を越えるからである。さらに、高速伝送レートによって、伝送される信号のエッジがより急勾配になり、このことが、電磁放射が増加し、従って通信システムのEMV(EMC:Electro−Magnetic Compatibility)特性がさらに悪化することに繋がる。] [0004] 請求項1の特徴を備えた本発明に係る通信システム、および、請求項10の特徴を備えた、通信システムを駆動するための本発明に係る方法はそれぞれ、従来技術に対して、CANバスを介して互いに接続する装置が、CANバスを介して、第1駆動モードにおいてCANデータフレームを伝送し、第2駆動モードにおいてASC(ASC:Asynchronous Serial Communication、非同期型直列通信)データフレームを伝送するという利点を有する。] [0005] 本発明の特別な効果は、ASCデータフレームが、CANデータフレームに対して、より速いバスクロックによりCANバスを介して伝送されうるということである。さらに、ASCデータフレームは、CANデータフレームに対して、明らかにより小さいヘッダ部を有し、従ってより大きなユーザデータ部を有する。ASCデータ伝送の場合、プロトコル・オーバーヘッドが特に小さいので、非常に速いユーザデータ伝送レートを実現することも可能である。特に、本発明によって、CANデータフレームの場合に約55%のプロトコル・オーバーヘッドを、約10%に低減することが可能である。] [0006] 本発明によれば、CANバスと、CANバスにより接続された少なくとも2つの装置と、を有する通信システムが提案される。その際、こうした装置は、CAN制御ユニット(いわゆるCANコントローラ)と、非同期型直列通信(ASC)インタフェースユニットと、切り替え手段と、を有する。] [0007] 各CAN制御ユニットは、第1駆動モードまたは伝送モードにおいて、第1物理的プロトコルによってCANバスを介してCANデータフレームを伝送することに適している。 ASCインタフェースユニットは、第2駆動モードまたは伝送モードにおいて、第2物理的プロトコルによってCANバスを介してASCデータフレームを伝送することに適している。切り替え手段は、各装置と、少なくとも1つの更なる別の装置と、の間で有効な少なくとも1つの合意に従って、第1伝送モードと第2伝送モードとの間で切り替えることに適している。第1物理的プロトコルおよび第2物理的プロトコルは、好適に異なっている。] [0008] CANバスに接続された少なくとも1つの装置を起動するために、この装置は、起動の間に、第1駆動モードおよび第2駆動モードとは異なる第3駆動モードに切り替えられる。装置が個々に、例えばフリーズした後に再び新たに起動され、CANバスを介して生じる通信接続に対して同期する必要がある場合、または、装置がCANバスに接続された全ての他の装置と共に、通信システムの起動の際に起動される場合にも、第3駆動モードへの装置の切り替えが必要となりうる。第3駆動モード(いわゆる限定モード(Restricted Mode))は、装置が限定された機能のみを有するように、選択される。特に、通信周期(いわゆる基本サイクル(Basic Cycle))の特定のタイムスロットで伝送されるASCデータフレームが、第3駆動モードにおいて装置によって削除されない(zerstoeren)。このことは、エラーフレーム(Error−Frame)(またはエラーフラグ(Error Flag))とオーバーロードフレーム(Overload−Frame(またはオーバーロードフラグ(Overload−Flag))のどちらも、ドミナントなバスレベル(dominanter Bus−Pegel)で送信されないことによって達成される。CANプロトコルは、データフレームの後の「休止時間」(”intermission”)にドミナントなビットを受信するCANノードが、これにオーバーロードフラグにより応答することを規定している。これは、ノードがエラーパッシブ(Error−Passive)である場合にも、アクティブなエラーフラグのように見える。従って、オーバーロード機能も、限定モードにおいては抑制される。] [0009] これにより、起動される装置によって、この装置がどのタイムスロットでASCデータフレームが伝送されるのかについての知識を未だに有しておらず、ASCデータフレームを誤ってエラーのあるCANデータフレームとして解釈するために、ASCタイムスロットで取り決めどおりに伝送されるASCデータフレームが削除されるということが防止される。装置は、いつ、または、どのタイムスロットでASCデータフレームが伝送されるのかについての知識を、通信システムの時間基準に同期された後に初めて獲得することが出来る。さらに、装置のエラーカウンタは、第3駆動モードの期間の間停止している、すなわち、エラーカウントは増分されない。このことは、送信(Tx)エラーカウンタおよび受信(Rx)エラーカウンタにも該当しうる。これにより、ASCタイムスロットで伝送されるASCデータフレームによってエラーカウンタが即座に増分されること、かつ、通信システムの時間ベースにまだ同期される前に、エラー限界値(いわゆるエラーレベル(error level))を超えた後で、”Error_Passiv”(エラーレベル128を超過:装置はエラーフレームを送信しない、メッセージの再送の前に強制的な休止)の状態、または”Bus−Off”(エラーレベル256を超過:装置は送信してはならない)の状態へと装置が切り替えられることが防止される。すなわち、装置は、第3駆動状態において、エラーがあるように見えるデータ、すなわちCANプロトコルに対応しないデータを検出する可能性があるが、このことは、いずれの場合にせよ、エラーカウンタの増分、および/または、エラーがあるように見えるデータフレームの削除には繋がらない。] [0010] さらに、CANバスと、CANバスを介して互いに接続する少なくとも2つの装置と、を備える通信システムを駆動する方法であって、 a)装置の少なくとも1つを様々な駆動モードに切り替え、 b)装置のCAN制御ユニットは、第1駆動モードにおいて、第1物理的プロトコルによりCANバスを介してCANデータフレームを伝送することに適しており、 c)装置の非同期型直列通信(ASC)インタフェースユニットは、第2駆動モードにおいて、第2物理的プロトコルによりCANバスを介してASCデータフレームを伝送することに適しており、 d)装置が、起動のために、第1駆動モードおよび第2駆動モードとは異なる第3駆動モードに切り替えられる、 工程を含む方法が提供される。] [0011] 本発明の好適な発展および実施形態は、従属請求項において請求される。] [0012] 本発明の好適な実施形態によれば、切り替え手段がそれに従って装置を第1駆動モードおよび第2駆動モードに切り替える合意は、ASCデータフレームが伝送される通信周期の少なくとも1つのタイムスロットに関する定義を含む。さらに、合意は、その結果としてASCデータフレームが伝送される1つ以上の所定のイベントに関する定義も含む。切り替え手段は、現在のタイムスロットおよび/または発生したイベントに従って、第1駆動モードと第2駆動モードとの間で切り替える。] [0013] 他の実施形態によれば、合意は、どの所定のタイムスロットで、および/または、どの所定のイベントに従って、所定数の装置の各切り替え手段が第2駆動モードに切り替え、装置のうちのどれが、1つ以上の後続のタイムスロットにおいて排他的送信権を有するのかを示す。] [0014] 更なる別の実施形態によれば、合意は、少なくとも部分的に、各装置に格納可能な制御プログラムの一部として、および/または、少なくとも部分的に、CANバスを介して伝送可能な合意メッセージの一部として構成されている。] [0015] さらに、少なくとも1つの所定の装置、所定数の装置、または全装置が送信し、または受信することが出来る、データフレーム、特にASCデータフレームの伝送のためのタイムスロットが、第2伝送プロトコルに予め定められていることが提案される。] [0016] 特に、第2伝送プロトコルにおいて、TTCAN(Time Triggered CAN)において定義された、データフレーム送信のためのタイムスロットが予め定められる。第2駆動モードにおける所定のタイムスロットの構成によって、有利に、CANバス上での保証された応答時間を実現することが可能になる。有利に、合意は、TTCANにおいて定義される少なくとも1つのタイムスロットとして構成される、または、TTCANにおいて定義された少なくとも1つのタイムスロットに組み込まれる。有利に、第2駆動モードは、第1駆動モードに対して優先される。] [0017] 本発明の他の好適な実施形態によれば、第2駆動モードで第2物理的プロトコルを用いる送信用装置は、CANビット・アービトレーションを利用せずに、CANバス上で所定数の受信用装置へのポイントツーポイント接続、またはポイントツーマルチポイント接続を構成することに適している。] [0018] CAN制御ユニットは、有利に第1駆動モードにおいて第1バスクロックにより、CANバスを介してCANデータフレームを伝送し、第2駆動モードにおいて、第2バスクロックにより、CANバスを介してASCデータフレームを伝送し、第2バスクロックは第1バスクロックよりも速い。有利に、第2バスクロックは、2〜10の間の倍数、有利に5〜10の間の倍数、特に好適には8〜10の間の倍数の分だけ、第1バスクロックよりも速い。] [0019] さらに、CANデータフレームおよびASCデータフレームはそれぞれ、ヘッダ部とユーザデータ部とを有し、ASCデータフレームのヘッダ部は、CANデータフレームのヘッダ部よりも小さい。有利に、ASCデータフレームのヘッダ部は、2〜5の倍数、有利に、3〜5の間の倍数、特に好適には4〜5の間の倍数の分だけ、CANデータフレームのヘッダ部よりも小さい。] [0020] 本発明の特に好適な利用によれば、CANバスにより接続される少なくとも2つの装置は、検査装置および車両の少なくとも1つの制御装置、または、少なくとも2つの制御装置を含む。] 図面の簡単な説明 [0021] 本発明の好適な実施形態が図面に示され、以下の記載において詳細に解説される。 本発明に係る通信システムの第1の好適な実施形態のブロック図である。 本発明に係る通信システムの第2の好適な実施形態のブロック図である。 本発明に係る通信システムの第3の好適な実施形態のブロック図である。 ASCデータフレームの好適な実施形態のブロック図である。 CANデータフレームの好適な実施形態のブロック図である。 通信システムのCANバスを介してASCデータフレームを送信する方法の流れ図である。 本発明に係る方法の好適な実施形態の流れ図である。] 実施例 [0022] 図面において、同じ符号は、同じ構成要素、または機能が同じ構成要素を示す。] [0023] 図1では、本発明に係る通信システム全体が符号10で示されている。通信システム10は、CANバス20と、CANバス20により接続される少なくとも2つの装置30、40(いわゆるノード)と、切り替え手段33と、を含む。] 図1 [0024] CANバス20により接続される少なくとも2つの装置30、40は、例えば、検査装置および少なくとも1つの制御装置、または、少なくとも2つの制御装置を含む。検査装置は、好適に工場内に設けられる。制御装置は、好適に車両内に設けられる。当然のことながら、本発明は、車両以外の他の分野においても、例えば、飛行機、宇宙検査機または工作機械において使用することが出来る。] [0025] 図1および図2において、符号30および40は、例えば、同一に構成された2つの制御装置を示す。明確にするために、それぞれ第1制御装置30のみを詳細に記載するが、第2制御装置40も、その詳細には触れないが、同様の形態で構成されうる。] 図1 図2 [0026] 第1制御装置30は、CAN制御ユニット31(いわゆるCANコントローラ)と、非同期型直列通信(ASC)インタフェースユニット32(いわゆるASCコントローラ)と、切り替え手段33と、を有する。切り替え手段33とCAN制御ユニット31とは、第1線L1によって接続されている。さらに、CAN制御ユニット31は、第1駆動モードまたは伝送モードにおいて、第1物理的プロトコルを用いてCANバス20を介してCANデータフレームCを伝送するように構成される。このために、CAN制御ユニット31は、CANデータフレームCを、第1線L1を介して切り替え手段33へと伝送し、この切り替え手段33は、受信したCANデータフレームCを、CANバス20を介して第2制御装置40へと伝送することが可能である。CAN制御ユニット31による、CANバス20を介して伝送されるCANデータフレームCの受信についても対応することが当てはまる。] [0027] ASCインタフェースユニット32は、第2線L2によって、切り替え手段33と接続されている。ASCインタフェースユニット32は、第2伝送モードまたは伝送モードにおいて、第2物理的プロトコルを用いてCANバス20を介してASCデータフレームAを伝送するように構成される。さらに、ASCインタフェースユニット32は、第2線L2を介して、切り替え手段33へとASCデータフレームAを伝送し、この切り替え手段33は、受信されたASCデータフレームAを、CANバス20を介して第2制御装置40へと伝送することが可能である。ASCインタフェースユニット32による、CANバス20を介して伝送されるASCデータフレームAの受信についても対応することが当てはまる。] [0028] 切り替え手段33は、第1制御装置30と、少なくとも1つの更なる装置、すなわち図1および2の例によれば第2制御装置40と、の間で有効な少なくとも1つの合意に従って、第1伝送モードと第2伝送モードとの間で切り替えるように構成される。その際、合意は、好適に、どの所定のタイムスロットで、および/または、どの所定のイベントに従って、所定数の装置、例えば、図1および図2の実施形態に係る両制御装置30、40の各切り替え装置33が、各装置30、40を第1駆動モードまたは第2駆動モードに切り替えるのかについての定義を含む。さらに、合意は、どの所定のタイムスロットで、および/または、どの所定のイベントに従って、所定数の装置、例えば、図1および図2の実施形態に係る両制御装置30、40の各切り替え装置33が、各装置30、40を第2駆動モードまたは第2駆動モードに切り替えるのか、かつ、制御装置30、40のうちのどれが、通信周期(いわゆる基本サイクル)の1つ以上の後続のタイムスロットにおいて排他的送信権を獲得するのかについての定義を含む。特に、合意は、TTCANにおいて定義される少なくとも1つのタイムスロットとしても構成されうる、または、TTCANにおいて定義される少なくとも1つのタイムスロットに組み込まれうる。TTCANとは、「CAN上での時間駆動型通信」(”Time Triggered Communication on CAN”)のことである。TTCANは、固有のプロトコルとしてCANバスに設定され、より高位のプロトコルレベルを介して、CANバスを介するデータ伝送の時間フロー制御、特に通信システムの実時間制御を可能にする。] 図1 図2 [0029] さらに、第2伝送モードは、好適に第1伝送モードに対して優先される。すなわち、各切り替え手段33は、予め決定可能な設定に従って常に、技術的な限定条件が許容する限り、第2伝送モードに切り替えられる。] [0030] さらに、第2物理的プロトコルにおいて送信する装置、例えば第1制御装置30は、CANバス20上での非対称な遅延を防止するために、所定数の受信用装置への、例えば、第2制御装置40および更なる制御装置(図示せず)へのポイントツーポイント接続、または、ポイントツーマルチ接続を構成するために適している、または構成される。] [0031] 好適に、CAN制御ユニット31は、第1駆動モードにおいて、第1バスクロックによりCANバス20を介してCANデータフレームCを伝送する。さらに、ASCインタフェースユニット32は、第2駆動モードにおいて、第2バスクロックによりCANバス20を介してASCデータフレームAを伝送する。第2バスクロックは、好適に、第1バスクロックよりも速く、これにより、CANバス20を介する中程度の伝送レートを上げることが出来る。特に、第2バスクロックは、2〜10の間の倍数、好適には5〜10の間の倍数、特に好適には8〜10の間の倍数の分だけ、第1バスクロックよりも速い。] [0032] 図2は、本発明に係る通信システム10の第2の好適な実施形態のブロック図を示している。第2実施形態は、CANバス20と各切り替え手段33との間に、ドライバ装置35、および、インタフェース装置または通信インタフェース36が配置されていることで特に、図1に記載の第1実施形態と異なっている。ドライバ装置35は、第3線L3によって切り替え手段33と接続され、さらに第4線によってインタフェース装置36と接続されている。インタフェース装置36はさらに、CANバス20によって、第2制御装置40および/または更なる別の制御装置(図示せず)と、または、検査装置(図示せず)と接続されている。ドライバ装置35は、特に、所望のレベルでのインタフェース装置36への双方向接続を可能にするCANドライバとして構成される。] 図1 図2 [0033] 切り替え手段33は、特に、プログラム制御されるインタフェース切り替え器として、または、CAN制御ユニット31とASCインタフェースユニット32との間の切り替えを可能にするマルチプレクサとしても構成される。さらに、図2によれば、合意は、少なくとも部分的に、各制御装置30、40に、すなわち図2の例では第1制御装置30に格納可能な合意メッセージVNの一部として構成されてもよい。制御プログラムSPを格納するために、例えば、メモリ装置34が各制御装置30に組み込まれている。メモリ装置34は、例えば、RAMメモリまたはEEPROMメモリとして構成される。制御プログラムは、計算機、特に各装置30または切り替え手段33のマイクロプロセッサ(図示せず)で実行される場合に、本発明に係る方法を実施するためにプログラムされ調整され、本発明に係る方法のフローを制御する。] 図2 [0034] 図3は、本発明に係る通信システム10の第3実施形態を示している。CANバス20の2つの線CAN_High(CANH)およびCAN_Low(CANL)が示されている。終端において、線CANHおよびCANLは終端抵抗器(Terminating Resistor;RT)を介して互いに接続されている。システム10は、両装置30、40の他に更なる別の装置を有し、それらのうち装置50が例として示されている。この場合にも、これら装置30と40;50との間でのCANバスを介した、選択されたタイムスロットでの非同期型直列通信を可能にするために、少なくとも1つの更なる別の装置40、50が、CANコントローラ31と、ASCコントローラ32と、切り替え手段33とを備える装置30と同様に構成されるということが該当する。CANプロトコルに、TTCANプロトコル37が設定され、このことが図3において、CANコントローラ31の横にTTCANプロトコル37を並べることによって明確にされている。CANコントローラ31と切り替え手段33との間には接続線L6が、CANコントローラ31とASCコントローラ32との間には接続線L7が構成されている。線L6およびL7は、TTCANプロトコル37により切り替え手段33またはASCコントローラ32を駆動する役目を果たす。CANコントローラ31の駆動は、プロトコル37とCANコントローラ31との間の追加的な線なしに、内部で行なわれる。] 図3 [0035] 図4aは、ASCデータフレームAの実施形態のブロック図を示し、図4bは、CANデータフレームCの実施形態のブロック図を示す。CANデータフレームCおよびASCデータフレームAはそれぞれ、ヘッダ部CH、AHと、ユーザデータ部CL、ALと、を有する。ASCデータフレームAのヘッダ部AHは、CANデータフレームCのヘッダ部CHよりも小さい。これにより、ASCデータフレームAのユーザデータ部ALが、CANデータフレームCのユーザデータ部CLよりも大きいということが可能になる。従って、本発明によれば、通信周期の定義されたスロットでのCANバス20を介したASCデータフレームAの伝送が可能になることによって、データ伝送レートの向上が達成される。好適に、ASCデータフレームAのヘッダ部AHは、2〜5の倍数、好適には3〜5の間の倍数、特に好適には4〜5の間の倍数の分だけ、CANデータフレームCのヘッダ部CHよりも小さい。] 図4a 図4b [0036] 図5は、通信システム10の通信周期の選択されたタイムスロットで、CANバス20を介してASCデータフレームAを伝送する方法の流れ図である。以下では、本方法を、図3に示される通信システム10を参照しながら詳細に解説することにする。] 図3 図5 [0037] 第1の処理ステップS1において、各装置30、40、50に制御ユニット31(CANコントローラ)が備えられる。CAN制御ユニット31は、第1駆動モードにおいて、第1物理的プロトコルによりCANバス20を介してCANデータフレームCを伝送するように構成される。] [0038] 第2の処理ステップS2において、各装置30、40、50に、非同期型直列通信(ASC)インタフェースユニット32(ASCコントローラ)が備えられる。ASCユニット32は、第1駆動モードにおいて、第2物理的プロトコルのよりCANバス20を介してASCデータフレームAを伝送するように構成される。] [0039] 第3の処理ステップS3において、所定数の装置30、40、50が、所定数の装置30、40、50の間で有効な少なくとも1つの合意に従って、第1伝送モードと第2伝送モードとの間で切り替えられる。第1駆動モードと第2駆動モードとの間の切り替えは、好適に切り替え手段33によって行なわれる。] [0040] CANバス20を介したデータの伝送は、本発明によれば以下の形態で行なわれる。すなわち、CANプロトコルに、更なる別のプロトコル層、いわゆるTTCANプロトコル37が設定されている。TTCANによって、CANバス20を介したデータ伝送が、繰り返される通信周期(いわゆる基本サイクル)において、時間駆動されて決定論的に行なわれる。通信周期は複数のタイムスロットに分割され、CANバス20に接続される装置30、40のうちの1つの各タイムスロットにおいて、排他的送信権を獲得する。従って、いつ特定の装置30、40が次回にメッセージを送信してもよいのかについて、常に予想することが可能である。個々の装置30、40のアクセス権は、すなわち、いつ、どの装置30、40が送信してもよいのかについては行列において定義されており、行列の内容は、個々の装置30、40に格納されている。] [0041] CANバス20を介した非同期型データ伝送を実現するために、通信周期のタイムスロットのうちの少なくとも1つが、ASCデータフレームAが伝送されてよいASCスロットとして定義される。理論的には、基準メッセージのためのタイムスロットに至るまで、通信周期の全タイムスロットをASCスロットとして定義し、ASC通信のために利用することが可能である。TTCANコントローラ37は、CAN制御ユニット31とASCインタフェースユニット32との間で切り替えるために、線L6を介して切り替え手段33を制御する。切り替え手段33の切り替えに応じて、CANコントローラ31またはASCコントローラ32のデータが、CANバス20に接する他の装置へと伝達するために格納される、または、CANバス20により受信されたデータが、CANコントローラ31またはASCコントローラ32へと、更なる処理のために導かれる。TTCANプロトコル37はまた、CANコントローラ31を、および/または、線L7を介してASCコントローラ32を作動し、または停止させる。特に、ASCスロットの間に、ASCインタフェースユニット32に切り替えられる。残りのスロットの間には、通信システム10が、CAN制御ユニット31に切り替えられ、全く通常のTTCAN通信システムのように動作する。CANバス20を介したASC通信を可能にするために、以前の従来のTTCANプロトコルの拡張を必要とする。] [0042] ASCスロットの間に、CANコントローラは、ASCデータフレームAを見てはならない。この理由から、CANの誤り検出(いわゆるエラー検出)がASCスロットの間停止される。CANプロトコルコントローラはCANバス上で「1」のみ見ており、これはバスのアイドル状態に相当する。ASCスロットの間に、CANバス20を介して直列通信が行なわれる。] [0043] 本発明は、装置30、40のうちの1つが、通信システム10の駆動中に一時的に故障し、または終了し、かつリセットされ、または新たに起動される必要がある場合に関する。特に、動作中の通信システム10への、一時的に動作しないノードの組込みに関する。リセットまたは起動プロセスの間に、この装置は、再びネットワーク全体と同期する必要がある。この目的のために、装置はCANバス20を傍受し(abhoeren)、時間情報を含む基準メッセージ(Reference Message)を待つ。基準メッセージは、通信周期の開始時に、その時々のタイムマスタ機能(現在のタイムマスタ(Time Master))を有する装置30、40のうちの1つによって伝送される。ただし、同期されない装置は、時間情報を有しておらず、従って、TTCANコントローラによって、ASCスロットの期間の間にも、ASCインタフェースユニット32に切り替えらえ得ない。同様に、CANの誤り検出も、ASCスロットの間停止され得ない。] [0044] このことは、リセットされ、または新たに起動される装置30、40が第1駆動モードにおいてのみ駆動され、ASCスロットの間に第2駆動モードに切り替えられないことに繋がる。従って、CANコントローラは、ASCデータフレームAを見て、これをエラーがあるCANデータフレームと見なし、エラーカウンタが増分される。さらに、装置30、40は、CANプロトコルにおいて、エラーのあるCANデータフレームCの受信の場合に定められているように、ASCデータフレームAを削除するであろう。結局、装置30、40は、通信システム10を介した通信を非常に妨害し、ネットワーク全体に同期することが全く出来ない、または、限られた機能のみ備えて(受信権のみ、送信権はなし)ネットワーク全体に同期することが出来る。通信システム10全体が起動され、タイムマスタまたはバックアップタイムマスタのうちのどれが基準メッセージ(時間情報)を送信するかについて明らかにする必要があり、かつ、複数の装置が所定の時間に対して同期される必要がある場合に、同じ問題が発生する可能性がある。ここで、本発明は対策を創出することが可能である。] [0045] 本発明によれば、リセットされ、または起動される装置30、40が、同期プロセスの間に第3駆動モード(いわゆる限定モード)に切り替えられることが提案される。限定モードにおいては、装置30、40のエラーカウンタ(Tx Error Counterおよび/またはRX Error Counter)が停止されており、ドミナントなエラーフレーム(Error Frame)の送信が、装置30、40により無効にされている、または停止されている。ただし、CANバス20上でエラーの無いCANデータフレームCを傍受した(hoeren)場合には、装置30、40は、第3駆動モードにおいて、CANメッセージ、特に確認メッセージ(ACK)を送信することが出来る。さらに、装置30、40が所定の期間内に、特にCANバス20の通信周期内に、CANバス20に接続される他の装置30、40から基準メッセージ(REF)を受信しなかった場合に、装置30、40が、第3駆動モードにおいて、CANバス20を介してCANメッセージ、特に基準メッセージ(REF)を送信出来ることが構想されうる。] [0046] リセットされ、または起動される装置30、40を第3駆動モードにおいて切り替えるために、ソフトウェアまたはハードウェア・ソリューションが構想されうる。ソフトウェア・ソリューションの場合には、特定のビット(いわゆる構成ビット)が、CAN制御ユニット31によって、装置30、40の同期化プロセスの間に設定されうる。ハードウェア・ソリューションの場合には、第3駆動モードと他の駆動モード(例えば、第1駆動モードまたは第2駆動モード)との間の切り替えが、装置30、40の駆動状態(いわゆるSyncモード)と結び付けられうる。TTCANプロトコルによれば、装置30、40の駆動状態として、状態「Sync_Off」、「Synchronising」、「In_Gap」および「In_Schedule」が定義されている。好適に、装置30、40が駆動状態Sync_Mode=”Sync_Off”またはSync_Mode=”Synchronising”にある場合に、装置30、40は第3駆動モードに切り替えられる。さらに、装置30、40が駆動状態Sync_Mode=”In_Gap”またはSync_Mode=”In_Schedule”にある場合に、装置30、40は第3駆動モードとは異なる駆動モードに切り替えられる。] [0047] 動作中のマルチプレックス・通信システム10への、一時的に動作しないノード30、40の障害のない組込みを実現するためには、幾つかの機能の分だけ、以前の従来のTTCANプロトコルを拡張する必要がある。拡張されたTTCANプロトコルを備えるノード30、40は、通常のCANシステムおよびTTCANシステム10内で駆動されうる。新しい拡張されたプロトコル機能が一時的に停止され、または無効にされる場合、標準CAN適合性検査(CAN−Conformance−Test;ISO 16845)に合格することが出来る。マルチプレクサ・システム10では、アプリケーション・ソフトウェアに介入することなく通信が機能し、これにより、タイムクリティカルで(zeitkritisch)、反復されることが多いタスクの負荷が軽減される。] [0048] 新たに定義された第3(限定)駆動モードでは、TTCANノード30、40は、基準メッセージ(Reference Message)および確認メッセージ(Acknowledge Bit)のみを送信してもよい。エラーフレーム(Error Frame)は、エラーカウンタ(Error Counter)の状態に依存せずに、パッシブ・エラー・フラグ(Passive−Error−Flag)のみを伴って送信されてもよい。オーバーロードフレームは、エラーフレームと同様に、オーバーロードフラグの代わりにパッシブ・エラー・フラグを伴って送信される。限定された駆動モードでは、エラーカウンタは増分されず、減分されもしない。このことは、従来のCAN(ISO 11898−1)およびTTCAN(ISO 11898−4)に対する明らかな相違である。] [0049] 特に、TTCANプロトコルのフレーム同期化エンティティ(FSE:Frame Synchronisation Entity)が、1つの機能の分だけ補充されることが提案される。すなわち、CANメッセージのためのTTCANトリガに加えて、タイムスタンプにより構成され、TTCANプロトコルの周期時間(Cycle Time)に基づいて、切り替え信号が生成される。この切り替え信号は、送受信機の切り替え手段33(マルチプレクサ)をCANとASCとの間で切り替える一方、CANバス20を介する非同期型直列通信がアクティブである時間位相の間に、TTCANノード30、40を第3(限定)駆動モードに切り替える。代替的に、例えばASC駆動における高速ビットレートを実現するために、追加的に送受信機自体も切り替えることが出来る。] [0050] 本発明により、動作中のTTCANマルチプレックス・システム10に同期されるTTCANノード30、40が、全CANメッセージまたはCANデータフレームCを理解し、全ASCメッセージまたはASCデータフレームAを無視することが保証される。ノード30、40が十分に良好に同期されると、すなわち少なくとも2つの連続する参照メッセージを受信すると、ノード30、40は、他のメッセージも送信し、ASCタイムスロットにおいて、非同期型直列通信に加入することが出来る。] [0051] 記載される第3(限定)駆動モードは、純粋なCANマルチプレクサ・システムにおいても利用することが可能であり、その場合には、切り替えは、他の手段によって、例えばアプリケーション・ソフトウェアによって行なわれる必要がある。] [0052] 好適な実施形態に係る本発明の方法の流れ図が、図6に示されている。以下では、本方法を、図3に示される通信システム10を参照しながら詳細に解説することにする。] 図3 図6 [0053] 第1の処理ステップS4において、動作中の通信システム10に組み込まれるべき、一時的に動作しない装置30、40、50が、第3(限定)駆動モードに切り替えられる。これにより、装置30、40、50は、動作中の通信システム10との同期の際に、全CANメッセージCを理解し、全ASCメッセージAを無視するようになる。第3駆動モードへの装置30、40、50の切り替えは、CANコントローラ31の構成ビットを用いて、または、装置の駆動状態に従って行なわれる。] [0054] 第2の処理ステップS5において、装置30、40、50は、CANバス20を傍受し、CANメッセージC、特にそのつど通信周期の開始を示す基準メッセージREFを待つ。ASCメッセージAは、装置30、40、50が第3駆動モードにあるために、装置30、40、50によって無視される。装置30、40、50がCANメッセージを受信した場合に、装置30、40,50は、第3駆動モードの間に、後続の処理ステップS11において、メッセージの取り決めどおりの受信を確認するために、特に、現在のタイムマスタに時間情報の取り決めどおりの受信を報知するために、CANバス20を介して確認メッセージACKを送信する。各エラー無く受信されたCANメッセージは、限定モードにおいて、基準メッセージREFであれ、較正メッセージであれ、または、任意の他のメッセージであれ、ACKビットにより受信を確認される。] [0055] 以下の確定ステップS6において、基準メッセージREFが受信されたか否かについて検証される。受信されていない場合には、更なる確定ステップS7において、所定の期間、好適に通信周期(cycle)の時間(t)が既に経過しているかどうかについて検証される。経過していない場合には、再び処理ステップS5に戻り、再びCANバス20を傍受する。] [0056] 確定ステップS7において、通信周期の時間が既に経過していることが確認される場合には、CANバス20に他の装置が接続されていない、または、他の接続された装置がタイムマスタではない、すなわち時間情報を設定できないということを想定することが可能である。従って、装置30、40、50は、処理ステップS8において自身がタイムマスタ機能を引き受けることを試み、自身が基準メッセージREFを送信する。処理ステップS9において、装置30、40、50が、CANバス20に接続された他の装置のうちの1つから確認メッセージACKを受信すると(この装置が基準メッセージREFを受信した後に)、装置30、40、50は、自身が現在のタイムマスタであることが分かる。] [0057] 確認ステップS6において、基準メッセージREFが受信されたことが確認された場合には、次の確認ステップS10において、これが既に、第2の連続して受信された基準メッセージREFであるかどうかについて検証される。そうでない場合には、再び処理ステップS5に戻り、再びCANバス20を傍受する。しかし、処理ステップS5で受信されたCANメッセージが既に、第2の連続する基準メッセージREFである場合には、処理ステップS12において、データ伝送のための通常の駆動モードに移行する。] [0058] 処理ステップS12において、データがCANプロトコルに従った通信周期のタイムスロットで(第1駆動モードにおいて)伝送され、通信周期の選択されたタイムスロットで、データをCANプロトコルに従わずに、同期せずに直列で(第2駆動モードにおいて)、場合によって高速バスクロックにより伝送されるという形態において、CANバス20を介したデータ伝送が行なわれる。動作中の通信システム10に組み込まれた装置30、40、50は、その際、通常のノード(図6の流れ図の左の経路)として、または、タイムマスタノード(右の経路)として機能する。] 図6
权利要求:
請求項1 a.CANバス(20)と、b.前記CANバス(20)により互いに接続する少なくとも2つの装置(30、40)と、を備える通信システム(10)であって、前記装置(30;40)のうちの少なくとも1つは、i.第1駆動モードにおいて、第1物理的プロトコルによって前記CANバス(20)を介してCANデータフレーム(C)を伝送することに適したCAN制御ユニット(31)と、ii.第2駆動モードにおいて、第2物理的プロトコルによって前記CANバス(20)を介してASCデータフレーム(A)を伝送することに適した非同期型直列通信(ASC)インタフェースユニット(32)と、iii.前記装置(30;40)と、少なくとも1つの他の前記装置(30、40)と、の間で有効な少なくとも1つの合意に従って、前記第1駆動モードと前記第2駆動モードとの間で切り替えることに適した第1切り替え手段(33)と、iv.前記装置(30;40)を起動するために、前記装置(30;40)を、前記第1駆動モードおよび前記第2駆動モードとは異なる第3駆動モードに切り替えることに適した更なる別の切り替え手段と、を含む、通信システム(10)。 請求項2 前記装置(30;40)のエラーカウンタが前記第3駆動モードにおいて停止しており、エラーフレームとオーバーロードフレームも、ドミナントなバスレベルで送信されないことを特徴とする、請求項1に記載の通信システム(10)。 請求項3 前記装置(30;40)は、前記第3駆動モードにおいて、前記CANバス(20)に接続された他の装置(40;30)からのCANメッセージ(C)で、特に基準メッセージで、前記CANバス(20)を傍受することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の通信システム(10)。 請求項4 エラーの無いCANメッセージ、特にエラーの無いCANデータフレーム(C)を前記CANバス(20)上で傍受した場合に、前記装置(30;40)は、前記第3駆動モードにおいてCANメッセージ(C)、特に確認メッセージを送信することを特徴とする、請求項3に記載の通信システム(10)。 請求項5 前記装置(30;40)は、所定の期間内に、特に前記CANバス(20)の通信周期内に、前記CANバス(20)に接続された他の装置(30;40)から基準メッセージを全く受信しなかった場合に、前記第3駆動モードにおいて、前記CANバス(20)を介してCANメッセージ(C)、特に基準メッセージを送信することを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の通信システム(10) 請求項6 前記更なる別の切り替え手段は、特別な構成ビットによって前記装置(30;40)を前記第3駆動モードに切り替えることを特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の通信システム(10)。 請求項7 前記更なる別の切り替え手段は、前記装置(30;40)の駆動状態に従って、前記装置(30;40)を自動的に前記第3駆動モードに切り替えることを特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の通信システム(10)。 請求項8 前記更なる別の切り替え手段は、前記装置(30;40)が駆動状態Sync_Mode=”Sync_Off”またはSync_Mode=”Synchronising”にある場合に、前記装置(30;40)を前記第3駆動モードに切り替えることを特徴とする、請求項7に記載の通信システム(10)。 請求項9 前記更なる別の切り替え手段は、前記装置(30;40)が駆動状態Sync_Mode=”In_Gap”またはSync_Mode=”In_Schedule”にある場合に、前記装置(30;40)を前記第1駆動モードまたは前記第2駆動モードに切り替えることを特徴とする、請求項7に記載の通信システム(10)。 請求項10 CANバス(20)と、前記CANバス(20)を介して互いに接続する少なくとも2つの装置(30、40)とを備える通信システム(10)を駆動する方法であって、a)前記装置(30;40)の少なくとも1つを様々な駆動モードに切り替え、b)前記装置(30;40)のCAN制御ユニット(31)によって、第1駆動モードにおいて、CANデータフレーム(C)が、第1物理的プロトコルにより前記CANバス(20)を介して伝送され、c)第2駆動モードにおいて、第2物理的プロトコルにより前記CANバス(20)を介してASCデータフレーム(A)を伝送することに適した、前記装置(30;40)の非同期型直列通信(ASC)インタフェースユニット(32)によって、d)前記装置(30;40)が、起動のために、前記第1駆動モードおよび前記第2駆動モードとは異なる第3駆動モードに切り替えられる、工程を含む方法。
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